Kitakama Piano日記

北鎌倉ピアノ教室のブログです。ピアノ教室や北鎌倉での生活をつづっています♪

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調性のお話 Part2

前回のブログで、調性についてお話いたしました。
今日は調性が曲に与える影響を具体的にお話させて頂きます

♭が3つつく調である変ホ長調はかねがね『英雄的な調・壮大な調』と
言われてきました。それはもちろん、ベートーベンが1804年に完成させた
交響曲第3番、『英雄』の調であることがそのイメージの源流ですが、他にも
たくさんの壮大で英雄的な曲が作られています。

例えば、同じベートーベンのピアノ協奏曲『皇帝』、R・シュトラウスの交響詩
『英雄の生涯』等々があります。

この調はホルンにとても都合の良い調で、「英雄」でもホルンの活躍が目立って
います。雄大で男性的なホルンの音色で響く旋律が「英雄」をイメージさせて
いるのではないでしょうか?

もっと分かりやすい曲でお話すると、ヴィヴァルディの『四季』があります。
“春”はホ長調で書かれており、ホ長調は、「輝かしく、温和で喜ばしい高貴の調」
または「昇天・浄化のイメージ」、「暖かな」イメージがあります。
“春”を表現するのにピッタリの調ではないでしょうか?

“夏”はヴィヴァルディの表現する、かんかんと照りつける太陽の絶え間ない暑さ、
嵐、稲妻と雷鳴の轟きが、疾走的で厳粛な響きをイメージさせるト短調で表現
されています。
なお、モーツアルトはト短調を絶望または死を予感させる調としてしばしば使用して
います。

また、“秋”はへ長調で書かれており、ヘ長調は「田園的、牧歌的、自然的」な
イメージがあります。確かに、平和的でのどかな感じがしますね。
ベートーベン作曲の交響曲6番『田園』もヘ長調で書かれています。

“冬”はヘ短調で書かれているのですが、ヘ短調は「悲惨な調 憂鬱、苦痛的」
なイメージがあります。
ちなみに私はこの冬のアレグロ・ノン・モルト第1楽章、第2楽章ラルゴ、
第3楽章アレグロ全てがとっても好きです。なんて美しい曲なんでしょう。
最近では第1楽章はTVCMでおなじみですね

このように作曲家のイメージする音楽を創造するのに、調というのはとっても
とっても大切なんですね。
これから、コンサートに行く予定のある方は、あらかじめ演奏する曲の調を調べて
から行かれると、とても楽しめると思いますョ



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