Kitakama Piano日記

北鎌倉ピアノ教室のブログです。ピアノ教室や北鎌倉での生活をつづっています♪

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Van Cliburn

世界的に有名なアメリカ人ピアニスト、ヴァン・クライバーン氏が27日お亡くなり
になりました。

クライバーン氏は第1回チャイコフスキーコンクールの優勝者として知られ、その優勝を
記念して1962年から原則4年ごとに開催されている、ヴァン・クライバーン国際ピアノ
コンクールでは、2009年の第13回大会で辻井伸行さんが優勝されたことでも有名です。

実はクライバーン氏が優勝したこのチャイコフスキーコンクール、ソ連が1957年10月の
スプートニク1号(人工衛星)打ち上げによる科学技術での勝利に続く芸術面での優越性
を誇るために企画されたものでした。

ですから、当時のソ連のこのコンクールにかける思いはひとしおで、コンクールの始まる
一年も前からコンクールに出場するソ連代表を選ぶ予選会が行われ、そこで選ばれた若き
ピアニスト達はピアノ、食事、車つきの別荘をあてがわれ、モスクワ音楽院の教授たちに
よって猛特訓を受けていました。

まさに国の威信をかえた戦いだったわけですね。

ところがコンクールが始まってみると、アメリカの田舎町からやってきた少年が日に日に
モスクワ中の人気を独り占めしまった。。。

そんな空気に危機感を抱いたソ連政府は、本選の行われたホールの貴賓席に当時の
首相、以下政府高官を送り込んで叱咤激励したといいます。
(今思えば逆効果?! プレッシャーで押しつぶされちゃいますよ~。

そしてそれにもかかわらず、クライバーンは優勝しちゃった!んですね~。。

かたやアメリカでは、旅立つ時は全くの無名だった青年が一夜にして『国民的英雄』に
なってしまいました。
スプートニックショックで屈辱感を味わってたアメリカはこのクラッシック界の新星に熱狂し、
ワシントン空港ではアイゼンハワー大統領自ら出迎えちゃうわ、ホワイトハウスで大祝賀会
が行われちゃうし、極めつけは、ニューヨークの五番街を紙吹雪や色とりどりのテープを
浴びての凱旋パレードまでしちゃったんですね~。

しかし、クライバーン氏のその後の人生は決して順風満帆とは言えないものでした。
いつどこに行っても聴衆は、ソ連を打ち負かしたチャイコフスキーのピアノ協奏曲を弾
くようもとめ、休むことなく人々の前に登場し続けるとこになります。

その後、クライバーン氏は極度の神経衰弱に陥り、真っ暗に光を遮った自室に終日閉じ
こもるようになったそうです。

クライバーン氏の財団は、『来る5月に行われる第14回ヴァンクライバーン国際ピアノコン
クールは同氏に捧げるものになる』と語っています。

安らかにお眠り下さい。

合掌 

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